MASH-ROOM Magazine

邦楽ロックのWebマガジン的なソレです。

宇多田ヒカルは生きてたし自分も生きてた

最終日だからセトリ貼ってもいいよね?いいよね?

01. あなた
02. 道
03. traveling
04. COLORS
05. Prisoner Of Love
06. Kiss & Cry
07. SAKURAドロップス
08. 光
09. ともだち
10. Too Proud
11. 誓い
12. 真夏の通り雨
13. 花束を君に
14. Forevermore
15. First Love
16. 初恋
17. Play A Love Song
<アンコール>
18. 俺の彼女
19. Automatic
20. Goodbye Happiness

というわけで宇多田ヒカルライブツアーLaughter in the Dark Tour 2018最終日に行ってきました。

ライブの様子なんかはね、ナタリーの記事でも見てもらって。ね。

natalie.mu

今日は個人的な感想を書いて心の整理をしたいと思います。マジで個人的な話なんですけれども。

 

 

生きてた

これ、ライブの最初と最後に思ったことです。

 まず最初、宇多田ヒカルが生きてた」という感動。

いやそりゃ生きてるんですけど、宇多田ヒカルって伝説上の生き物じゃないですか?ペガサスかなんかです。

目の前(距離はあったけど)に生きて、人間として存在して、そしてライブをしてくれている。観客に、僕らに向かって歌ってくれているという感動が「生きてた」という言葉を吐いてくれました。

 

そんで最後の”生きてた”は自分に対しての”生きてた”

僕ですね、「死ぬまでに見たいアーティスト」宇多田ヒカルなんですよ。

初めて音楽を聞くという習慣をつけたアーティストが彼女で、中高生のときも大学のときも社会人の今もどんなときだって寄り添ってくれているアーティストが宇多田ヒカルで。

きっとこれから何年と生きていく中でも共にしていく音楽家だから、絶対に死ぬまでには見たいと思ってました。

でも、逆に言うと「人生のタスクを今達成してしまっていいのか」という疑問が浮かんだんですね。

家買うとか、結婚して子供作るとか、なんかそういう人生規模の目標であったわけで、それを26歳の今、何気なく(何気ないことはないけど)達成してしまっていいものかという葛藤がありました。

もしかしたら終演後これからの人生への楽しみや救いを失って希死概念でいっぱいになるんじゃないかと不安になってました。

なんなら一緒に行った友達に「帰ろうかな…」とか言ってたし。

で、終演後。

めちゃめちゃ晴れやかなんですよ。生きることへの前向きさがすごい。

生命力で溢れてる。

からの「生きてた」です。

僕はこれまでも宇多田ヒカルと生きてたしこれからも生きていくんでしょう。

 

さらに個人的に踏み込んだ話をすると、僕先週ぐらいに仕事で失敗してさらに失恋もしてるんですよね。やばくない?東京で生きていく気が失せた。

もうなんなら実家帰るか死ぬかしたかったみたいなとこあった。

そんな(逆に)ベストコンディションで幕張行ったもんだからアワワワワ

開演前は「ヴォエ!!!!!」って咳してました。感情がすごくて。隣の人ごめんなさい別にインフルとかじゃないです。エモーショナルです。

それがもう〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

kiss & cryのさ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

もっと近づいて
我慢しないで
少しケガをしたって
まあいいんじゃない
kiss&cry

のとこでさ〜〜〜〜〜〜完全にヒカル俺に対して歌ってたじゃんかよ〜〜〜〜〜

あいつ粋なことすんじゃんか〜〜〜〜〜

感情……

 

命があるステージ

なんだろう、別にどんなバンドだろうがどんなステージだろうが、そこに全力を注いでいたらキラキラと輝いていて生命を感じるんだけど、今回のライブでしっかりと自分の心臓が動いてることと、宇多田ヒカルの心臓が動いてることが感じられた。しっかりと。

  • 筆者である僕の音楽の原体験であり、音楽で人生を作ってきたことが多いのでつまり人生を作った音楽を目の前で見れていること
  • 自分が死にそうなときに一番聞いてた音楽であること
  • 花束を君に』や『道』など母の死を噛み締めその上で生きていく曲があること

とかが思い浮かびます。きっとこういう感じ。

見終わったときの感動、及び生命力を浴びた感覚は度肝を抜くものがあった。5歳くらい若返ったかもしんない。いや5歳で足りる?

更に、エレクトロ楽器を基調とした楽曲も生楽器の表現を加えていたり、証明などの演出も足されていて文字通り命を吹き込んでいた、ってのもあると思う。

そんで吹き込まれた。僕はこれからも生きていくんだなって強く思いました。

 

大人になっていく

今年、12月9日でデビュー20周年になる宇多田ヒカル。おめでとう!!!!

つまり成人なんですよね。

21歳からはどうなるんでしょうか。

僕の勝手な予想ですが、いわゆるJ-POPから遠くなっていくんじゃないかなって思いました。アルバム『初恋』も現代ポップス的4つ打ちだったりダンスミュージックよりもジャズが基盤だったし歌詞もセックスレスだったり、同性愛、独占愛とか単純な恋愛よりももっと絡み合った曲ができてきたりして……

これからいろいろな部分が大人になっていくんじゃないかなあと思いました。

もちろん、みんなが聞いて楽しいポップスもできていくでしょう。ふいにみせる無邪気なあの頃の表情、みたいな。

 

そういえば、そうか、初めて宇多田ヒカルを聞いてから20年かそこら経ってるんだな……やば……そりゃ僕も大人になりますわ……

 

これからも一緒に歳を重ねていきたいと思います。