MASH-ROOM Magazine

邦楽ロックのWebマガジン的なソレです。

俺の秋はGOING UNDER GROUNDに任せることにしている

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風と稲穂の指定席へ座る

上映間近の茜空

半袖じゃちょっと寒くなってきたな

待ちぼうけいつも僕のほうだ

 

みんなも「この季節はこれを聞く!」なんて音楽があるでしょう。ない人は作るといいよ。1年がとても豊かになるから。

僕の場合、7月はbloodthirsty buchersの『7月』だし、8月はRIP SLYMEの『楽園ベイベー』だし

そんで9月はこのGOING UNDER GROUND(以下GUG)の『トワイライト』なわけなんです。

 今日はGUGラブな話をいっぱいしようと思ってますよろしくお願いします。

 

GUG、バンドとしては中堅いやそれ以上のキャリアのバンドで、ブーム期で言うならアジカンエルレバンプなんかと一緒。

みんながアジカンエルレバンプを聞いていた中、僕が一番入れ込んでいたのはGUG。中学からずっと聞いてる。

 

中学時代のクソ田舎少年だった自分が入り込めたのにも理由があって、今思うとこのバンドの歌詞は全部「童貞の田舎少年が初恋した」とか「初めて地元を離れた」とかなんかもう青臭くて聞く人によっては酸っぱさすら感じるほどの青があるからだった。

 

 

出会い

初めてGUGを知ったのはこの映像

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今思うと「涙のち三ツ矢サイダー」の入れ方が強引でウケる。

このCMの右下の「ゴーイングアンダーグラウンド」って書いてあるのをメモしてお母さんにお願いして車で連れてってもらったGEOでアルバムをレンタルして聞いた。ちょうどアルバムレンタルがその店で始まったくらいじゃなかったかな。

もう、わかるでしょ?恐ろしいまであるほどの爽やかさ。

サンボマスター山口氏が「情熱青春メガネデブ」ならGUG松本氏は「爽やか田舎青春メガネデブ」だったワケよ。ちなみにどちらも歌詞は童貞っぽいです。いいおっさんですけどどっちも。

 

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あと有名な曲つったらこれかな?ユビートとかにも入ってたし。

ちなみにこの曲、キーボードが脱退して最初のシングル曲なんだけど思いっきりピアノ入っててまだバンド歴長くない俺はビックリしました。サポートって概念がわかんなくて。

 

僕が使ってるギターにRickenbacker360ってあって、初めて手にしたとき「うわGUGの松本さんと同じリッケンの黒だ!(松本氏は330だけど)」とテンション上がった。

当時はくっらい歌詞にシャウトとノイズを乗せて歌ってたものだから、周りからしたら「なんでお前がそんな爽やかバンドを?」となってた。

あとからLOSTAGERadioheadの憧れで〜なんてそれっぽいルーツでリッケンを選んだみたいなことを言った記憶があるけど、ファーストインプレッションはGUG松本。

これで俺も爽やかにローコードをクランチでかき鳴らして歌うと思った。

 

まあつまりそんなに入れ込んでるバンドなんですよ。GUGは。

 

今は?

昔聞いていたバンドを今でも全部追わなくなった、なんてことはあっても不思議なことじゃないと思うんですがどうですかね。

僕はGUGを新曲を必ず聞くバンドにはならなくなった。昔のアルバムを繰り返し聞くバンドになってた。

いくら中学の俺が好きだったとしても今の自分がやりたい&聞きたい音楽のド真ん中ではなくなったなとちょっと自分の冷たさに驚いた。

そんでまぁ9月になったのでトワイライトを聴き、「そういや今この人たちはどうなったんだろう」と思ったわけです。

 

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老けたな〜〜〜〜17の俺も25になるんだしそうなるよな〜

童貞爽やかボイスは健在。

 

しかし一番驚いたのは支持率の低さ。

これ5月に発表された曲なんだけど、再生数は1万ちょっと。

べらぼうに少ない。

 

2年前、石川県のロックフェス「ミリオンロックフェス」に来てたので見に行ったんですけど無料ステージ(結構小さい)で集客もほどほどだったのを思い出した。

キャリアはアジカンバンプくらいあるのに、この支持率の低迷加減。ファンとしては切ないし悲しい。

 

曲こんなにいいのに。

ポップなロックの進行を、松本氏の爽やかボイスを活かすような構成で、歌モノとしてとてもいい出来になってる。と今なら分析できる。当時は「なんかいいな」って思ってたけど今ならわかる。

ギターが邪魔しないし、ポップソングとして良好な音してる。

歌詞もいつまでたっても青くて、逆にそんなバンドはいないんじゃないか?back numberだって失恋引きずりバンドだったのが今では「君を大切にするよ」を色んな方式で歌うバンドになったし。

 

センチメンタルエクスプレスGUG

 

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僕はGUGを聞くと、あの秋の乾いた稲穂の匂いを思い出します。っていうか香る、どっかから香る。

すげえ切なくなる。駅で電車を待つ初恋のあの人の横顔とか、弟と喧嘩したときに家にいるのが気まずくて外に出て庭で見た空とか、初めて隣の市に1人で電車で行ったときに降りた駅のホームとか、色んなものが頭に浮かぶ

 

秋の郷愁に、GOING UNDER GROUNDなんていかがでしょうか。そんな記事でした。